透析の話し

第24回 あなたのシャントは元気ですか?

頑張り過ぎても疲れるし長続きもしませんね。
何事もホドホドが肝心です。“ボチボチ頑張る”…これくらいが丁度良いのかも知れません。

しかし、いい加減に出来ないのがシャント管理です。シャントは透析治療を受ける皆さんの命綱です。もしシャントが流れなくなったら透析をすることが出来ません。直ちに処置をして再び使えるようにしなければなりません。そのためにも毎日のシャント管理をきちんと行うことが大切です。

シャント管理、出来ていますか? 毎日どんなことに気をつければ良いのでしょうか…。

【シャントの管理はこんなところに注意しましょう!】     

  1. 起床時や寝る前、シャント音を聞いたり、手で触って振動(スリルといいます)を確かめましょう。

  2. シャントの感染を防ぐ為、透析前にシャント肢をきれいに洗いましょう。

  3. 針穴を保護しているカットバンは透析の翌日にははずして刺し口を乾燥させましょう。

  4. 透析をした日の入浴は控えましょう。

  5. シャント肢に傷やかぶれ、腫れ、痛みはありませんか。

  6. シャント肢で重い荷物を下げたり、腕枕をするのはやめましょう。

  7. シャント肢の袖口はきつくないものにし、腕時計はシャントと反対の腕にしましょう。

  8. シャントの発達を促すグー・パー運動を続けましょう。

スタッフが毎回の穿刺前にシャント音を聞いています。是非皆さんも一度自分のシャント音を聞いてみて下さい。シャント音が弱くなったり、ヒューヒューと高い音になったらシャントの黄色信号です。早めの対処を検討しましょう。
もし、自宅でシャントの音がしなくなった時はすぐにクリニックに連絡を取り、先生の指示を仰ぎましょう。

シャントは命綱。きちんとシャント管理を行ない、安定した透析生活を送りましょう。 シャント管理について解らないことがあれば、いつでもスタッフにご相談下さい。

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